HSPMayaのメモリー日記

HSPのMayaが日々を綴る

引越し・・・

4歳になる頃

家を引越した。その時代に大変流行った団地である。

6畳・4畳半・3畳にキッチン なんと!お風呂なし

引越した当初は、歩いて10分ほどかかるお風呂屋さんに通っていたが

ベランダを改装工事してお風呂を造った。

5階建てで12棟もある団地、ほとんどの家庭は

ベランダをお風呂に改装していた。

今でもその団地は存在しており、Googleストリートビューで見ると

あの頃とほとんど変わっていない。

 

家賃が激安の団地に引っ越したが

やはり父親は絵描きという名のヒモ状態

生活は安定しない

母が頼みこんで、以前の家主さんの紹介で

父は歯科技工士の助士のような仕事を得た。

 

私はすぐ近くの保育園に通うことになった。

 

私はちょっと変な子供だったようだ

保育園には子供の足でも分もあれば余裕で着くような場所である。

母親は仕事があり毎日ひとりで通っていたが

ほぼ毎日大幅に遅刻だったらしい

この分ほどの道のりを1時間以上かかるのだ。

 

保育園に通う道端の蟻をみるのが大好きだった。

蟻が列をつくって食べ物を運んだり

よく働く蟻もいれば、ただウロウロしている蟻もいて

その頃の私にとって、なんだか不思議な生き物であると同時に

じっと見ているうちに、蟻の世界に、入り込んでしまうのだ。

 

また、私は

お昼寝の時間にも

周りから見るとおかしな行動をよくとっていた

私はまったくお昼寝をしない子で

お昼寝の時間は私にとって観察の時間だった

隣で寝ている友達のまぶたの裏側で目玉が動いているようなのが

不思議で、どうして寝ているのに目玉が動くのか

つい触ってしまうのだ。

 

せっかく寝ている友達は起きてしまうので

よく先生に怒られて

お布団を持って立たされていた。