保育園の頃から
私は 不思議なものをよくみた
人の後ろに 薄い靄のようにかかったものだ
人によって色々な色があってその向こうに
透けているような人が並んでいたり、1人だったりいるのが見えた
しかし、それを母に言ってもそんなモノは見えない
おかしなことを言うのはやめなさいと言われた
とにかく
父親も母親も共働きで生活するのがやっとという状態
鍵っ子だった私は大変な両親を心配させてはいけないと
ほんとうに世話が掛からない子供だったので
あまり そんな事を言っても気にしても貰えなかったのだろう
私もそれが見える事が特殊な事だとも思っておらず、さほど気にもしていなかった