父親の子供の頃の話
ここで父親の幼い頃の話をしておこう
私の父親は11人兄弟の末っ子
父親の父は騎馬警官だったそうで、そうとう気性の荒い人だったようだ
血筋なのだろうか、DVはもとより、父親も他の兄弟もひどい虐待を受けていたそうだ
そして躾なのか何なのかが理解ができないが
まだ小学校にも上がっていない幼い父を
他の兄弟と同じように馬に乗せて訓練をしたそうだ。
幼い父は、馬から落ちて大けがをした。
その頃の医療はまだまだ遅れており、大した治療もしないまま放置され
打撲から、連日高熱が続き強打した腰のあたりか壊死してきたそうで
その後、大きな病院で壊死した右側の足の付け根あたりを骨から根こそぎ摘出し
また繋ぎ合わせるという大手術をしたという。
だから父親は右足が細く、腰骨が無い分、短くまったく曲がらなかった
小さい頃はよく父とお風呂に入ったが
子供にも見られたくないのか隠していたので
その足をよく見たことはなかったが、思わず目を背けてしまうほど
父の足は痛々しかった。