変な娘・・・
私の話に戻そう
保育園の頃から、今でこそオーラというのが
一般的に言われるようになったが
その頃はまったくそんな情報などなかったから
ずいぶん大人になるまで
それがオーラだとは知らなかった
人の後ろに色つきの靄のようなものがあり
靄の向こうに薄い人間をみていて、私に何かを訴えてくるが
まだ子供だった事もあり言ってる意味がよく分からない
ただ、その人の感情だけは伝わってくるので
心配しているのだな~とか ありがとうと言っているとか
悲しんでいるとか そういう事だけは分かった。
ただ小学校に上がるあたりから
徐々に見えなくなっていった
ただ、少し変わった子供だったのは変わらず
1年生の頃、印象的な出来事として思い出す出来事がある。
ある日工作の時間に先生から「今みんなが大好きなものや興味があるもの」を
粘土で作りましょう、との課題で、他の友達は可愛いウサギやケーキ
男の子は車や飛行機などを作っていたが
私が作ったのは 入れ歯だった。
私にとって入れ歯は最高に興味深いものだったのだ
その頃たった1人だけ生きていたのが母方のおじいちゃん
そのおじいちゃんが時々うちに遊びに家にきたとき
カパっと口から外す入れ歯が、なんだか不思議で興味深かった。
父が技工の仕事をしていた事も大きかったのだろうと思う。
しかし、その粘土の入れ歯を見た友達にとても笑われてしまって傷ついた
でも、一年生の担任の先生は私を少しも笑わなかった
心の中はどう思っていたかは分からないが、その独創性を褒めてくれた。
今でも感謝している。