HSPMayaのメモリー日記

HSPのMayaが日々を綴る

猫が好き

猫が好きだ

もちろん犬も嫌いではないし

昔は犬も飼っていたことがある

しかし、犬はなんだかとても気の毒になってしまうのだ

飼い主を待つし、寂しがりやだし

従順なところが なんだか私は気を使ってしまうのだ。

猫はその点 とてもマイペース

もちろん従順な猫もいるが

たいていは気位が高く

おいでと言っても気が向かない時はまったく来ない

独りが好きなところも

自分に似ていて共感が持てる

 

私は一人っ子だし

昔から独りで遊ぶのが苦にならなかった。

というよりむしろ好きだった。

友達と遊んでも、虐められる事が多かったからだ。

それよりも自分の好きな絵を描いたり

空想にふけったり、タロット占いをしたりするのが

好きな子供だった。

 

今もそうだが

なぜ日本人は周りと一緒じゃないと虐めにあったり

はじき出されてしまうんだろう

人は皆それぞれ違う

ユニークで個性的な存在

それはすばらしいのに・・・

 

個性的といえばだ

うちに来る人たちはとても個性的な人が多かった

父は良い格好をするタイプ

母は料理上手で世話好きな人だったので

 

しょっちゅう 家に色んな人が来て夕飯を食べて帰った

父が通っていた障害者の職業訓練施設での友人は皆が障害を持っていたので

耳が聞こえない人 目の見えない人

腕が無い人、全身刺青で小指が両方ない人もいた

もとヤクザのこの人は

見た目は怖いが、私をよく膝の上にのせて可愛がってくれた。

私が大人になって、障害を持つ人の為に何か自分にできることを

しようと思うようになったのは

この人達にとても可愛がってもらったからだ。

 

また母の職場の中華料理屋さんにアルバイトに来ていたお兄ちゃんもいた。

母が可愛がっていたらしく、当時学生運動で公安に追われているという理由で

うちに暫くかくまっていた事があった。

その人とは今も交流があり

2年前母が亡くなった時にもわざわざ岡山から駆けつけてくれた。

 

父は怒ると暴力をふるう人だったから私にとって怖い人だったが

友人や母が連れてきた公安に追われている若者を応援するような

優しいところもあった。

 

機嫌がいいと よくバトミントンをして遊んでくれたし

画家の仲間の人達と一緒に よく絵を画きに連れて行ってもくれた

私は父を愛していたし、そして愛されたかった。

そして大人になって、自分自身が親になってから思うことだが

父も母も もがきながら懸命に生き、私を育ててくれていたんだろうと思う。